こんにちは。GEMSTONE369.com、運営者の「シンディ」です。
神秘的な深い青色が魅力的なブルータイガーアイですが、手に入れようとしたときに「これって本当に天然石なのかな？」と不安になったことはありませんか。
市場に出回っているものの中には、残念ながら人工的に着色されたものや、ガラスで作られた模造品も存在するのが現状です。
せっかくお守りやアクセサリーとして身につけるなら、大自然が生み出した本物のエネルギーを感じたいですよね。
この記事では、ブルータイガーアイの偽物と天然石の違いや、見分けるための具体的なポイント、そしてホークスアイとの関係について、私の経験を交えながらわかりやすくお話ししていきます。
- 染色加工された偽物と天然のホークスアイが持つ色味の違い
- 自宅でも簡単にできるアルコールなどを使った見分け方
- 購入前にチェックすべき価格相場やショップ選びの基準
- 本物のブルータイガーアイを手に入れるための具体的な対策
ブルータイガーアイの偽物と天然の見分け方
まずは、手元にある石やこれから購入しようとしている石が、天然のものなのか、それとも加工されたものなのかを見分けるためのポイントをいくつかご紹介しますね。プロのような特別な道具がなくても、特徴を知っているだけで判断できることは意外と多いんですよ。
染色された鮮やかな色の特徴と見抜き方
市場でよく見かける「鮮やかなブルー」のタイガーアイ、実はその多くが染色されたものである可能性が高いんです。本来の天然石であるブルータイガーアイは、どちらかというと黒っぽく、光が当たって初めて青いシラー（光の筋）が浮かび上がるような、落ち着いた色合いをしています。
もし、手元にある石が絵の具で塗ったようなパキッとした明るい青色や、ターコイズブルーのような発色をしている場合は、黄色のタイガーアイを脱色して青く染めたものである可能性を疑ったほうがいいかもしれません。見抜くポイントとしては、石のひび割れ部分（クラック）をルーペなどで観察することです。染料が染み込んで、傷の隙間だけ色が濃くなっている場合は、染色の可能性が非常に高いですね。
全体的に色が均一すぎて、不自然に明るい青色のものは染色の可能性大！
ホークスアイと呼ばれる天然石との違い
実は、天然のブルータイガーアイは、鉱物学的には「ホークスアイ（鷹の目石）」と呼ばれているんです。これが酸化して黄色くなると、私たちがよく知る「タイガーアイ（虎の目石）」になります。
つまり、「天然のブルータイガーアイ」を探すなら、「ホークスアイ」という名称で販売されているものを探すのが一番の近道なんですよね。ホークスアイは、一見すると黒色や濃いグレーに見えますが、角度を変えると鋭い青色の光が走ります。この「黒っぽさ」こそが天然の証。名前が違うだけで混乱してしまうこともありますが、「ブルータイガーアイ＝ホークスアイ」と覚えておくと、偽物を掴まされるリスクがぐっと減るかなと思います。
アルコールで拭くと色落ちするか試す
これはすでに購入してしまった後の確認方法になりますが、アルコールを含ませた布やティッシュで石を優しく拭いてみるという方法があります。
強くこすりすぎたり、長時間アルコールに浸したりすると、石そのものを傷める原因になるので、あくまで軽く拭く程度に留めてください。
もし、拭いた布に青い色が移ってしまったら、それは残念ながら染料で着色された「偽物（加工石）」である証拠です。天然のホークスアイであれば、アルコールで拭いた程度で色が落ちることはまずありません。ただし、最近の加工技術は向上しているので、色落ちしないからといって100%天然とは言い切れない部分もありますが、一つの目安にはなるかなと思います。
ガラスやプラスチックの不自然な輝き
天然石の加工品ではなく、そもそも石ですらない「ガラス」や「プラスチック」で作られた模造品も存在します。これらは「キャッツアイガラス」などと呼ばれることもありますね。
見分けるポイントは「完璧すぎること」です。天然石には必ずと言っていいほど、内包物やわずかな歪み、色ムラが存在します。しかし、ガラスやプラスチックで作られた偽物は、模様が定規で引いたように真っ直ぐすぎたり、気泡が入っていたりすることがあります。 手に持ったときの温度もヒントになりますよ。天然石はひんやりとした冷たさを感じますが、プラスチックは最初からなんとなく生温かい感じがします。「あまりにも綺麗すぎる」と感じたら、少し警戒したほうがいいかもしれません。
傷つきやすさで人工の偽物を判断する
石の硬さ（モース硬度）を利用して判断することもできます。タイガーアイやホークスアイは石英（クォーツ）の一種なので、硬度は7程度と比較的硬い石です。一方で、ガラスやプラスチックはもっと柔らかく、傷つきやすい性質を持っています。
たとえば、カッターの刃や釘などで目立たない部分を少し擦ってみて、簡単に傷がつくようであれば、それはガラスやプラスチックの可能性が高いです。もちろん、大切な商品や持ち物を傷つけるわけにはいかないので、これは最終手段として知っておく程度が良いでしょう。「天然石は簡単には傷つかない」という強さを持っていることも、本物の魅力の一つですね。
ブルータイガーアイの偽物を防ぐ購入の対策
ここまでは石そのものの特徴を見てきましたが、ここからは「どこで、どうやって買うか」という購入時の対策についてお話しします。偽物を避けるためには、選ぶ段階での注意がとても大切なんです。
鑑別書や保証書がある信頼できる店
一番確実なのは、やはり「鑑別書」が付いている商品を選ぶことですね。鑑別書には、その石が天然なのか、染色処理がされているのかが明記されています。「天然石（処理石）」と書かれていれば、天然石ではあるけれど色は染めていますよ、という意味になります。
ただ、安価なブレスレットに高額な鑑別書をつけるのは現実的ではない場合も多いです。その場合は、ショップ自体が信頼できるかどうかが重要になります。石の産地や処理の有無を正直に記載しているお店は信用できますね。「最高級」「激レア」といった煽り文句ばかりで、石の素性が書かれていないお店は避けたほうが無難かなと思います。
市場価格より安すぎる商品は疑うべき
「掘り出し物を見つけた！」と嬉しくなる気持ち、私にもよくわかります。でも、ブルータイガーアイ（特に天然のホークスアイ）に関しては、あまりにも安すぎる商品は疑ってかかったほうが良いでしょう。
天然のホークスアイは、通常のタイガーアイに比べて産出量が少なく、希少価値が高い傾向にあります。それなのに、数百円や千円程度で「最高級天然ブルータイガーアイ」として売られている場合は、染色の手間賃を含めても安価に作れる加工品である可能性が高いです。 適正価格を知るためにも、いくつかのお店を見比べて相場感を養っておくのがおすすめですよ。
品質にもよりますが、天然未処理のホークスアイブレスレットなら、数千円〜数万円程度が一般的な相場です。
実際に購入した人の口コミや評判を見る
ネットショップで購入する場合は、先輩たちのリアルな声を参考にしましょう。特にチェックしてほしいのが「色落ち」に関する口コミです。
「汗をかいたら手首が青くなった」「お風呂に入ったら色が抜けて白っぽくなった」といったレビューがある商品は、十中八九、染色されたものです。また、「写真よりもずっと色が暗かった」というレビューは、逆に天然のホークスアイである可能性を示唆している場合もあります（天然は暗い色なので）。 写真映えするかどうかだけでなく、実際に手にした人がどう感じたかを確認するのは、失敗しないための大きなポイントですね。
経年変化で色が抜けるのは偽物の証拠
天然のホークスアイも、長い年月をかけて酸化し、徐々に黄色（タイガーアイ）に変化することはありますが、これは数年、数十年単位の話です。
しかし、購入して数ヶ月や1年程度で、鮮やかな青色が薄くなったり、色が抜けて白っぽくなったりする場合は、染料が紫外線や汗で劣化してしまった証拠と言えます。天然石は、長く使えば使うほど味わいが出るものですが、偽物は劣化していくだけ。この違いは大きいですよね。長く付き合えるパートナーとしての石を探すなら、やはり経年変化も美しい天然のものを選びたいところです。
本物の効果を得るために注意すべき点
パワーストーンとしての効果を期待してブルータイガーアイを持つ方も多いと思います。一般的に、ブルータイガーアイ（ホークスアイ）は「決断力」や「洞察力」を高め、空から獲物を狙う鷹のように全体を見渡す力を与えてくれると言われています。
もちろん、石の効果は科学的に証明されたものではありませんし、持ち主の気持ち次第な部分も大きいです。でも、もし「染色された石」を「天然だ」と信じ込まされて持っていたとしたら、なんだか少し残念な気持ちになりませんか？ 「これは綺麗なアクセサリーとして楽しむ染色石」「これは大地の力を感じる天然石」と、自分の中で納得して持っていることが、石との良い関係を築く第一歩だと私は思っています。
ブルータイガーアイの偽物に関するまとめ
今回は、ブルータイガーアイの偽物や染色、そして天然のホークスアイについてお話ししてきました。鮮やかすぎる青色は染色の可能性が高いこと、天然はシックで深い色合いをしていること、そして価格やお店の選び方など、いくつかの判断基準がお分かりいただけたでしょうか。
偽物がすべて「悪」というわけではありません。ファッションとして楽しむなら、安価で綺麗な染色タイガーアイも素敵な選択肢です。大切なのは、「自分が何を手にしているのか」を正しく理解し、納得して選ぶことだと私は思います。 この記事が、あなたが本物のブルータイガーアイ（ホークスアイ）と出会い、素敵な石ライフを送るためのヒントになれば嬉しいです。